PROJECT STORY vol.01

CPA会計学院

CPA会計学院を生み、
育ててきた3人が、
事業への想いを語る。
cpa learning
業界最高水準のコンテンツとサービスで、多くの会計人材を輩出し
てきたCPA会計学院。そんな本事業の事業創設秘話から今後の展望
までを本音で語ります。
TALK MEMBERS
  • 国見 健介
    代表取締役/2001年(創業者)
  • 齊藤 慶三
    取締役・公認会計士講座 責任者/2001年(共同創業者)
  • 梅澤 伸由
    USCPA事業部/2008年
01

CPA会計学院を
創立した当時の想い

国見
今でこそ「会計人材に貢献するインフラ企業になる」というビジョンを掲げている当社ですが、創業当時はそこまで高い志があったわけではなく、単純に自分自身の経験から「もっと公認会計士試験に合格できるスクールって作れるよね」という考えからスタートしました。
齊藤
そうでしたね。私も国見さんと一緒に創業したわけですが、当時は、そこまで高い志は持っていなかったですよね。私は他の専門学校で勉強して会計士試験に合格しましたが、とても質問しにくいと感じていました。自分でスクールを作るのであれば、「もっと相談しやすい体制にしたい」「深い部分まで理解できる教材を作りたい」と思っていましたね。
国見
齊藤さんとは、会社を立ち上げる以前からアルバイトのような形で指導を行っており、より良いスクールのイメージが共有できていました。ただ、今振り返ってみると、大学を卒業してすぐに起業したこともあって、明確なビジョンや戦略はなく、「勢いで始めた」という部分が大きかった気がします。徐々にやりながら育成・醸成してきたというのが本音のところですよね。
とにかくがむしゃらに
頑張った数年間
齊藤
最初の数年間は、本当にがむしゃらでした。そのおかげで順調に受講生が増加し、合格者も着実に増えていきました。受講生としてCPAで学んでいた梅澤さんが会計士試験に合格した年も、思った通りの結果が出たという手ごたえを感じていました。梅澤さんは、合格後すぐに講師として入社してくれましたね。
梅澤
はい。実は、私は高校3年生の時に国見さんの簿記の授業を受けて「ものすごく熱くて面白い授業をする人だな」と思ったのがCPAとの最初の出会いだったんですよ。そして大学を卒業した後、2007年に公認会計士を目指してCPAで学び始めました。受講を通じて「素晴らしいコンテンツと面白い授業をする先生が揃っている」と改めて感じ、1年で合格を掴んだ後は、ご縁があってそのまま講師としてCPAの仲間に加わることになりました。
02

なぜ公認会計士試験合格者の
半分以上を輩出できたのか?

国見
2016年から合格者数を更新し続け、2023年には公認会計士試験合格者の過半数以上をCPA会計学院から輩出することができました。私は創業当時から「公認会計士スクールでNo.1になる」と公言していました。ただ、おそらく99%の人は信じていなかったと思います。大学進学塾で例えるなら、個人塾が「日本で1番の塾になります」と言っているようなものでしたから。
齊藤
確かに、梅澤さんが受講生として入学した2007年当時も、戦国時代で例えるなら、全国統一にはまだほど遠い状況で、やっと小さな城が2・3個できたという状態でしたよね。
イメージできるものは、
必ず実現できる
国見
「なぜうまくいったんですか?」とよく質問されるんですが、簡単に「これだ」と言えるものがあるわけではなく、何十個もの要因が全部つながったからだと思います。ただ、最初から「もっとこうすればよくできる」というイメージだけはありました。私は「イメージできるものは実現できる」と思っています。スポーツ選手でも、芸術家でも、世界で突き抜けた実績を上げる人は、周りが無理だと思っていても「絶対にできる」と信じていたわけですから。
梅澤
国見さんは創業当時から今につながるイメージを持っていましたよね。
齊藤
そうですよね。ターニングポイントになったのは、ちょうど梅澤さんが入社した頃だったかもしれません。国見さんと一緒に「ただがむしゃらに働き続けるだけで本当にいいのか」と3日くらい話し合いました。
国見
懐かしいですね。齊藤さんと話していくうちに、がむしゃらに取り組む中で、自身がモヤモヤした気持ちを抱くようになっていることに気が付いたんです。「これから40年、情熱を持って本気でやり続けられるのか」と。会計士に合格した人でも、幸せな人もいれば、不幸せな人もいる。結局どうすればみんなが豊かになれるのかを考えるようになり、メンバーと一緒にCPAのミッションとビジョンを作ることにしたんです。
世の中で活躍する会計士を生む。
それがCPAの目指すべき役割
齊藤
CPAは単に合格者を出せばいい学校なのか、どんな合格者を輩出したいんだろうか。国見さんと2人でたどり着いたのが、「合格者が活躍していないと意味がない」という答えでした。他の学校で合格した人と同じ質の会計士を輩出するだけなら、日本経済に何もインパクトを与えていない。「CPAで学んで合格した人が活躍している」というのが大事だと。
梅澤
私もその想いにとても強く共感したんですよ。こうした想いを純粋な目と言葉でたくさん語ってくれる2人の姿がものすごく新鮮でしたね。普通のサラリーマン生活では出会えない人たちだと思いながら働いていました。
03

CPA会計学院が描く
日本の未来とは?

国見
CPAが描く未来って、結局のところ「人の幸せとは何なのか」というところに尽きると思っています。世間を見渡してみると、「自分にとっての幸せは何ですか?」という部分を突き詰めて考えていない人がとても多い。私はシンプルに「周りの人たちに貢献して感謝され、その上で健全な自己重要感を育んでいくこと」が大事だと思っています。創業当時のCPA会計学院は「単に合格するためのスクール」だったわけですが、ミッションやビジョンを作っていく中で、働いている人やOB・OGをもっと幸せにするというところへと目標の視座が上がっていったんですよね。
齊藤
ビジョンを定めることは本当に大事ですよね。規模が大きくなればなるほど、私自身が見える範囲がどんどんと狭くなっていく。そうした時に明確なビジョンが掲げられていることで、目標を実現するためにいろんな人が「もっとこうした方がいいんじゃないか?」と意見を出してくれるようになりましたから。近くで見てきた梅澤さんはどうでしたか?
梅澤
国見さんや齊藤さんは、以前から同じようなエッセンスを伝えてくれていましたよね。それが明確に言語化されたことが大きいと思います。私自身、2人の想いが言葉として伝わりやすい形になる過程を15年ほど見てきたわけですが、今ではその言葉に惹かれてCPAに加わる仲間がどんどん増えてきていると実感しています。
会計人材のインフラ企業として
CPAの仲間をもっと増やしたい
齊藤
今後については、教育機関として優秀な人材を輩出し続けていくことが一番だと思っています。そして、いろんな世界で経験を積んだ人たちが、「また一緒にCPAと何かやりたい」と戻ってきてくれる。そんな組織であり続けたいですね。そうすれば、日本経済に対する影響力もさらに広がっていくはずです。
梅澤
私は、現在手掛けているCPA会計学院の新規事業「USCPA講座」を軌道に乗せることが目下の目標ですね。国見さんの想いを自分なりにうまく言語化し、メンバーを牽引していけるような存在に成長していければと考えています。
国見
齊藤さんが言うように、「会計人材のインフラ企業になる」というビジョンの実現に向けてOB・OGに限らず優秀な仲間を増やしていきたいと思っています。そうすれば、もっと大きなことができるわけですから。そのためにも、みんながハッピーになれるビジョンを掲げることが非常に大事だと思っています。そして、そのビジョンに一貫性を持たせること。平時であれ、有時であれ、常にブレることなく軸を持ち続ける。そういう組織が作れていれば、時代がどう変化しても対応できますし、また新たな価値を創造できるはずです。経営者も、メンバーも、みんなで未来のCPA会計学院を作っていく。そんな組織でありたいと思います。
ENTRY